今回はウイルス駆除ソフトでは定番の一つになっている「カスペルスキーセキュリティ2017」を紹介します。以前、有料ウイルス駆除ソフトランキングを行いました。
その時は、ESETは1位、カスペルスキーが2位でした。ESETはカスペルスキーとコストパフォーマンスの差で1位になっていましたが、2017年からESETの価格が2倍になり、カスペルスキーと値段が変わらなくなってしまいました。あの機能で、あの価格だからESET魅力的だったのに・・・。なので、カスペルスキーの良さをアピールします!
目次
カスペルスキーセキュリティ2017は機能が豊富
カスペルスキーの機能はESETなど引けを取らない程充実しています。機能一覧は以下を御覧ください。
ウイルス/スパイウェア対策 | |
ファイルスキャン | ファイルの読み込みや書き込みなどの操作を監視し、ウイルス感染からパソコンを保護します。 |
メールスキャン | 送受信するメールをスキャンします。 |
添付ファイルのスキャン | メールの添付ファイルをスキャンします。 |
簡易スキャン | パソコンを安定して動作させるために必要なファイルのみをスキャンします。 |
オブジェクトスキャン | ファイルやフォルダ、ドライブなど、スキャンする範囲や対象を個別に指定してスキャンします。 |
リムーバブルドライブスキャン | USBメモリやメモリカードなどのメディアをスキャンします。 |
メッセンジャースキャン | インスタントメッセージの送信/受信データを監視して、ウイルスを検知します。また、メッセージ内に記載されているURLの安全性をチェックし、危険なWebサイトへのアクセスを防ぎます。 |
ルートキット対策 | ルートキットのスキャンをバックグラウンドで実行します。 |
不正ロック対策 | 画面やキーボードをロックしてパソコンを操作不能にし、ロックの解除に金銭を要求する身代金要求型ウイルス(ランサムウェア)に対抗します。 |
クラウドプロテクション | 従来のウイルス定義ファイルやふるまい検知技術に加えて、最新のクラウド技術を組み合わせた「ハイブリッドプロテクション」を採用。クラウド上に収集されたリアルタイムの脅威情報を利用することで、最新のウイルスや脅威にも迅速に対応可能です。 |
セキュアブート/メジャーブート対応 | ELAM(早期起動マルウェア対策ドライバー)を搭載し、Microsoftの持つ最新のセキュリティ技術に対応。OS起動時、パソコンにルートキットやウイルスが入り込むのを防ぎ、より安全にシステムを起動できます。 |
予約スキャン | 指定したスケジュールで、自動的にスキャンを開始します。 |
自動駆除 | ファイルに感染したウイルスを自動で駆除します。 |
感染ファイル隔離 | 感染ファイルをパソコン内の特別な領域に移動して、感染被害を防ぎます。 |
ネットワーク監視 | |
ファイアウォール | インターネットやLAN使用時に、ネットワーク経由でのアクセスを監視し、不正なアクセスをブロックします。 |
ネットワーク攻撃防御 | ネットワークに接続中のパソコンが外部から攻撃された場合、攻撃元からのネットワーク接続を一定時間すべてブロックします。 |
危険サイト対策 | |
危険サイトからの保護 | 個人情報を盗み取るフィッシングサイトや、ウイルスに感染させる危険なウェブサイトへのアクセスをブロックします。 |
詐欺サイトからの保護 | 警察庁と連携し、詐欺行為を行うサイトへのアクセスをブロックします。「代金を振り込んだのに商品が送られてこない」「偽物が送られてきた」などの被害を未然に防ぐことができます。 |
リンクの安全診断 | 検索エンジンの検索結果やWebページ内に含まれるリンクをスキャンして安全性をチェックします。フィッシングサイトなどの危険なサイトへのアクセスを未然に防ぐことができます。 |
アプリケーション監視 | |
アプリケーション動作の監視 | アプリケーションの信頼性を判別し、不正な動きがないかを監視。必要に応じてアプリケーションの動作を制限します。 |
実行アプリケーションの制限 | 信頼できるアプリケーション以外は利用・実行を禁止します。 |
システムプロセスの監視 | システム内のアプリケーションの動作を監視・記録します。ウイルスなどによって不正な改ざんがあった場合、記録に基づいて改ざん前の状態に戻します。 |
ぜい弱性対策 | |
ぜい弱性スキャン | OS、ブラウザ、アプリケーションの設定内容をスキャンして、パソコンに問題がないかを診断します。 |
ぜい弱性攻撃ブロック | OSやソフトウェアのぜい弱性を悪用した攻撃を検知し、パソコンへの攻撃をブロックします。 |
迷惑メール/バナー広告対策 | |
迷惑メール対策 | 迷惑メールを自動でチェックします。自動削除や指定フォルダへの移動などの処理を選択できます。また、メールに危険なURLが含まれているかどうかもチェックします。 |
バナー広告対策 | ウェブサイト閲覧中に表示されるポップアップ広告や、アプリケーションのメニュー部分などに表示されるバナー広告をスキャンして、表示をブロックします。 |
プライバシー漏えい対策 | |
個人情報の不正送信防止 | マイナンバー、クレジットカード番号、電話番号などの個人情報を事前に登録することで、不正な送信をブロックします。 |
ネット決済保護 | オンラインバンキングやオンラインショッピングを利用するときに、口座番号やクレジットカード番号などの個人情報を保護します。 |
キー入力による情報漏えいの防止 | マウス操作で入力できるセキュリティキーボードを搭載。キーボードの入力履歴が残らないため、スパイウェア(キーロガー等)による個人情報の流出を防ぐことができます。 |
プライバシークリーナー | 開いたファイルや閲覧したWebサイトなど、パソコンに残るさまざまな操作履歴をウィザード形式で検索して削除します。操作履歴から、個人情報が漏えいするのを防ぐことができます。 |
Webトラッキング防止 | Webサイトの閲覧履歴や操作履歴が収集されるのを防ぎます。 |
Webカメラのぞき見防止 | パソコンに備え付けられたWebカメラへの不正アクセスを防止します。Webカメラが遠隔操作され、パソコンの周囲の様子をのぞき見られることを防ぎます。 |
無線LAN安全診断 | Wi-Fiネットワーク(公衆無線LANなど)の安全性を確認し、セキュリティ対策が充分でない場合、警告メッセージを表示します。 |
公衆Wi-Fi利用時の通信の保護 | 送受信するデータを暗号化する回線を使用することで、セキュリティに不安があるWi-Fi(公衆無線LANなど)を安全に利用できるようにします。 |
保護者による管理 | |
パソコン利用時間の制限 | パソコンの利用可能な時間帯を曜日ごとに指定したり、1日の利用時間を制限したりできます。 |
インターネット利用時間の制限 | 曜日、時間帯ごとのインターネット利用制限および、1日のインターネット利用時間を制限します。 |
閲覧可能サイトの制限 | ジャンルを選択する、または個別のURLを登録することで、有害サイトなどへのアクセスをブロックします。 |
セーフサーチ | 検索エンジンの検索結果に、ブロック対象のWebサイトへのリンクを表示させません。 |
ダウンロードの制限 | ファイルのジャンルを選択し、ダウンロードを制限します。 |
アプリケーション利用の制限 | アプリケーションごとに利用の許可またはブロックを設定可能。利用時間の制限も設定することができます。 |
ゲームへのアクセス制限 | 年齢制限のあるゲームや、指定した種類のゲームの使用を制限できます。 |
SNSの利用制限 | SNSでメッセージをやりとりする相手を許可またはブロックできます。また、送受信されたメッセージをすべて記録します。 |
その他 | |
ソフトウェアアップデーター | インストールされているソフトの更新プログラムの有無をチェックし、必要なアップデートを通知します。 |
ソフトウェアクリーナー | 通常とは違う方法でインストールまたは削除されたソフトウェア、ほとんど使用されていないソフトウェア、アドウェアとして分類されるソフトウェアの有無を確認します。 |
システム変更コントロール | 迷惑ソフトによるブラウザーやプロキシなどの設定変更をブロックします。 |
データ通信量の自動節約 | 従量制課金接続を使用してネットワークに接続している場合、カスペルスキー製品が行うデータ通信量を抑制します。 |
ゲームモード | ゲームなどのアプリケーションが全画面表示になった時、ポップアップ通知を無効にしたり、スキャンやアップデートなどを一時的に停止してパソコンにかかる負荷を最小限に抑えます。 |
Windows設定診断 | 悪意のあるソフトウェアの活動、システムエラー、またはシステム最適化ソフトの不適切な動作によるWindows設定の破損、異常を診断します。 |
Internet Explorer設定診断 | 悪意のあるソフトウェアの活動、システムエラー、またはシステム最適化ソフトの不適切な動作によるInternet Explorer設定の破損、異常を診断します。 |
パスワード設定 | 他のユーザーが設定を変更できないようにパスワードを設定することができます。 |
処理結果(レポート)の表示 | 検知した脅威の数や種別、処理結果などを、わかりやすいリストやグラフで表示します。 |
基本的な機能を抑えつつ、あると便利な機能も付いているから安心です。これほどの機能が付いているのに動作が軽いというのが魅力的です。ちなみにWindows・Mac・Androidに対応していますが、フル機能を使えるのはWindowsのみとなります。MacやAndroidの機能はカスペルスキーのホームページでご確認ください。
カスペルスキーセキュリティ2017の種類
カスペルスキーセキュリティ2017には種類豊富なんです。
1台1年〜3年版、5台1年〜3年版、そして6台以上の機器を持っている人は台数制限なしの1年〜3年版もあり、自分もしくは家庭に合わせた製品を選べるのが特長です。
台数制限なしのプレミアライセンス版は公式ページからご購入ください。公式ページはこちら
2台以上機器がある場合は、3年5台版をオススメします。1台の場合は1台3年版をオススメします。とりあえず5台3年版を買っておけば間違いないです。
カスペルスキーセキュリティ2017購入
今回は1台3年版を購入しました。パッケージはなかなか凝った作りです。
パッケージの開きには機能紹介が書かれています。解りやすいですね。
裏面には主な機能が書かれています。
パッケージの中身は「インストールCD・スタートガイド・アクティベーションコード・ご挨拶文」でした。意外としっかりしたパッケージ内容です。スタートガイドはインストール方法が記載されており、非常に解りやすかった印象です。ESETとは違った親切さを感じますね。
カスペルスキーセキュリティ2017インストール
まずインストールCDをパソコンにセットします。
実行するとカスペルスキーセキュリティ2017がブラウザを返して立ち上がります。
下にスクロールして、対象機器の製品をダウンロードしてください。ここではWindows用を選択します。
ダウンロードが完了したら実行をクリックしてください。
インストールソフトが起動します。続けるボタンをクリックしてください。
使用許諾契約書の同意をします。
「Kaspersky Security Network に参加する」に同意をします。
「インストールの準備が整いました」と表示されますので、「インストール」をクリックします。
インストールが開始されます。約4分〜10分で終わります。
インストールが完了したら「カスペルスキーインターネットセキュリティを起動する」にチェックを付けたまま「終了」ボタンをクリックしてください。
ちなみにインストールが完了するとデスクトップに「カスペルスキーインターネットセキュリティ」と「ネット決済保護」「カスペルスキーセキュアコネクション」のリンクアイコンが作成されます。カスペルスキーインターネットセキュリティのアイコンが致命的にダサいです。。。
カスペルスキーインターネットセキュリティを起動すると最初に機能紹介を見るか見ないかの選択があります。機能紹介は見ないので、ここではスキップをクリックしてください。
おすすめの設定が表示されます。「ソフトウェアをインストールするときに表示される広告や追加プログラムの案内をブロック」のチェックを付けて「終了」をクリックしてください。これが何の事かさっぱり解らない方はチェック必須です。
チェックが付いていることを確認後「終了」ボタンをクリックしてください。
次にアクティベーションコードの入力です。パッケージ内にあったアクティベーションコードの台紙に記載しているコードを入力してください。コードの入力ができたら「アクティベートする」ボタンをクリックしてください。
無事アクティベーションコードの認証が通ると、マイカスペルキーのユーザー登録またはログインを促されます。特に必要がなければ右下にある「スキップ」をクリックしてください。
これでアクティベーションが完了です!ライセンスもしっかり3年分(1096日)あります。
ESETのインストールと比べると恐ろしいくらい簡単です。ユーザー登録が必須ではないので初心者でもスムーズにインストールできます。
カスペルスキーセキュリティ2017の使用感
今回は新しいパソコン(第6世代のcore i3、メモリ4GB、Windows10 HOME64bit)にインストールしましたが、元々プリインストールされていたマカフィーより断然軽いです。というかマカフィー重すぎ。ESETと同等と言ってよいほど動作が軽いです。バックグラウンドで処理していても重くなるといった支障を感じられませんでした。
そして何よりも解りやすい画面。ESETも解りやすいですが、カスペルスキーは直感で操作できるタイプに近いです。
ここで便利機能の一部をを紹介します。
通常は他のソフトをインストール等をして行う処理も、実はカルペルキーセキュリティ2017なら最初から機能として搭載しています。
便利ツールの画面に移行するとまず表示されるのはシステム管理画面。CPUやメモリの使用率やネットワークのトラフィックが閲覧できます。左側には便利ツール一覧があります。
ソフトウェアアップデーター
その名の通り、パソコンにインストールされているソフトにアップデートがあるかどうかをチェックし通知してくれます。このご時世、アップデートをおこなるとウイルスなどの感染原因になりかねません。なのでこの機能をウイルス駆除ソフトが機能として付けるのは素晴らしい事です。
ソフトウェアクリーナー
基本的には勝手にインストールされたまたは削除されたソフトウェア等を分類分けしてくれて、削除するかしないかを通知してくれます。「あ〜昔こんなの入れてたな、使ってないけど」「あれ?勝手にインストールされてる!?」など初心者の方には嬉しい機能ですが、使う人によっては「余計なお世話」かもしれません。
セキュアコネクション
セキュアコネクションは外での公衆Wi-Fiや海外でのインターネット通信時に使用できるツールです。公衆Wi-Fiは便利ですが、セキュリティ面では危険が多いです。もしかしたら違う誰かがデータなど傍受して個人情報を盗むかも。。。そんな時はカスペルスキーのセキュアコネクションを有効にすることで、カスペルスキー独自のサーバーを通したデータ通信を行うため、第三者が直接傍受することが出来ないということです。
詳しい説明は下記をごらんください。
公衆 Wi-Fi ネットワークは保護が不十分な場合があります。たとえば、脆弱な暗号化プロトコルが使用されている、一般的な Wi-Fi ネットワーク名(SSID)が使用されている、などです。安全でない Wi-Fi ネットワーク上でインターネット購入した場合、パスワードや機密データが暗号化されていないテキストで送信されます。ハッカーはこのような機密データを傍受してクレジットカード番号を割り出し、金銭などを盗み取ることができます。
Wi-Fi ネットワークに接続すると、カスペルスキー セキュアコネクションはネットワークをチェックします。Wi-Fi ネットワークが保護されていない場合、お客様が指定する国または地域にある専用のサーバーを使用して保護された接続を有効にするよう、メッセージが表示されます。保護された接続が有効になると、Web サイトからのデータはまず専用のサーバーに送信されます。その後、暗号化および保護された接続を使用して、お使いのデバイスに Web サイトのデータが送信されます。
総評
実際に使ってみると「カスペルスキー良いかも」と思うくらい素晴らしいです。私自身ESETとカスペルスキーどちらが良いですか?と聞かれたら迷ってしまいます。とりあえず両方共体験版があるので実際に使用してみて決めるのが良いかもしれません。ただ、インストールまでの手順が楽なのはカスペルスキーですね。ESETは専用ホームページ上でのユーザー登録が必須となっていますので、かなり面倒です。それを考慮すると初心者の方にはカスペルスキーをオススメします。
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