Androidスマホをお使いの皆様、スマホのセキュリティ対策していますか?まさかセキュリティ対策をしない「ノーガード戦法」なんでことありませんよね?きっと有償・無償のセキュリティソフトを入れているかと思います。私も、有償のESET Mobile Security for Androidを入れてます。
今回は有償のセキュリティソフトではなく、無償のセキュリティソフト「Sophos Mobile Security for Android」をご紹介します。セキュリティソフトの乗り換えを検討している方、まだセキュリティソフトを入れていない方は是非、この記事を読んで対策を行ってください!
目次
Sophos Mobile Security for Androidって?
きっと聞き慣れない名前かもしれませんが、Macを使っている方はもしかしたらピンっときたのでは?そう!Macの無償ウイルス駆除ソフトと言えば「Sophos」ですよ!(たぶん・・・)以前記事にも載せてましたね。
現在は名前も「Sophos Home for PC and Mac」となり、Windowsでも使えますし、使い勝手も良くなっています。有償のウイルス駆除ソフトはちょっと・・・という方は「Sophos Home for PC and Mac」をオススメしますよ!
というのは置いといて、Sophos(読み:ソフォス)は本部をイギリスに置くコンピュータセキュリティのソフト・ハードウェアを開発する会社です。無償のセキュリティソフトを提供しており、多くの受賞歴がある企業です。個人だけではなく、法人向けのセキュリティを提供している素晴らしい企業です。ちなみに日本法人のソフォス株式会社が東京にあります。
そして今回紹介する「Sophos Mobile Security for Android」はAndroid端末のスマートフォンに作られた総合セキュリティソフトです。「パフォーマンスを低下させたりバッテリーを消耗することなくAndroidデバイスを保護。SophosLabs とリアルタイムで同期することで、モバイルデバイスを常に保護」と豪語しています。
機能
「Sophos Mobile Security for Android」は機能も充実しており「これで無償なの?」と思うくらい豊富です。お陰で使わない機能もありますが、これは便利だという機能も多々あります。機能一覧を載せますので、まずは御覧ください。
- アプリのインストール時にマルウェアを自動スキャン
- デバイスやストレージデバイスにインストール済みのアプリをスキャン
- オンデマンドまたは指定した頻度でアプリをスキャン
- 不要と思われるアプリ (PUA) を検出・表示
- USSD 経由の攻撃から保護
- クラウドを介して、脅威解析情報をリアルタイムで利用
- あらかじめ設定した電話番号から SMS コマンドを送信して、さまざまなタスクを実施
- Android デバイスの紛失や盗難時に、リモートかロックやワイプ (データ削除) が可能
- デバイスで大きな着信音を鳴らすことが可能 (リモートアラーム)
- 発見者に対するメッセージを画面表示
- デバイスのパスワードをリセット
- 追跡テクノロジーでデバイスの位置情報を取得 (電池切れの前にデバイスは位置情報を送信します)
- SIM 変更を通知
- 設定したルールに基づく SMS メッセージのフィルタ機能
- 隔離した悪意のある URL を別のテキストに置き換え
- 設定したフィルタに基づいて不要と思われる通話をブロック (例: ユーザー ID が非表示の通話など)
- アドレス帳などの個人情報にアクセスするアプリを検出
- 料金の発生する可能性のあるアプリを簡単に識別
- セキュリティ設定の改善方法などを表示
Sophos Mobile Security for Androidをインストール
まずは、Sophos Mobile Security for Androidをインストールしましょう。Playストアから「Sophos」または「そふぉす」で検索してください。
「インストール」ボタンをタップしてインストールを開始してください。
インストールが完了したら「開く」ボタンをタップしてください。
Sophos Mobile Security for Androidアプリを開くと「ソフォス使用許諾契約書画表示されるので「同意する」をタップしてください。
ストレージパーミッションの許可画面が表示されるので「許可」をタップしてください。
常時保護の画面が表示されるので「常に動作」をタップしてください。電池の最適化を無視するかのウインドウが表示されるので「はい」をタップしてください。
これで使えるようになりました!初回起動なのでセキュリティが保たれていないと警告出まくりですが、ひとつひとつ解決していきましょう。
まずホーム画面にある「脅威の自動ブロックが無効になっています」をタップしてください。すると「悪質なアプリからの保護」画面が表示されるので「許可」をタップしてください。
自動で設定の「使用履歴にアクセスできるアプリ」が表示されます。現時点でSophos Mobile SecurityはOFFとなっています。Sophos Mobile SecurityをONにするので、Sophos Mobile Securityをタップしてください。
Sophos Mobile Securityの使用状況へのアクセス許可をONにしてください。
これで最低限、デバイスは安全に保たれました。あとは自分好みに機能と設定するだけです。
左上のハンバーガーメニュー(三本線)をタップするとメニューが開きます。
ここではメインとなる4つの機能を説明します。
スキャン
スキャンではウイルスに感染していないかストレージ及びアプリの検索、不要アプリの検索等ができます。初回スキャンが勝手に始まるので暖かく見守りましょう。
スキャン画面の右上にある歯車マークをタップすると、スキャンの設定画面になります。スキャン設定画面では、スキャンのスケジュールや検索設定が行なえます。とりあえずスキャンのスケジュール検索にチェックを付け、スケジュール検索の頻度を「毎日(充電時)」に設定しました。
Webフィルタリング
Webフィルタリングとは悪質なWebサイトをブロックする機能です。できればWebフィルタリング機能も有効にしておきましょう。ホーム画面の「Webフィルタリングが無効になっています」をタップしてください。Webフィルタリングを有効にする画面が表示されるので「有効」をタップしてください。
設定のユーザ補助が表示されるので「Sophos Accessibility Service」タップしてください。
Sophos Accessibility Service画面が表示されるのでONにしてください。利用許可のウインドウが表示されるので「OK」をタップしてください。
これでWebフィルタリングが有効になりました。Webフィルタリングの設定を開くと、サイトの内容に応じて「許可」「警告」「ブロック」を選択できます。フィッシング詐欺または詐欺、スパイウェア、悪意のあるコンテンツに関しては最初から「警告」となっています。アダルト、アルコールまたはタバコ、犯罪行為。違法薬物などカテゴリー毎に設定ができます。子供がスマホを使う時に大変役に立ちそうですね!
アプリのロック
地味に使えるんじゃないと思ったのがアプリのロック機能です。端末のロックとは別にアプリに対するパスワード設定を行えます。これを使えば、たとえ端末のロックが第三者に破られてもアプリに対するパスワードがあるため安全です。
アプリのロック画面を開き「アプリのロックを有効にする」にチェックを入れてください。
チェックを入れると「デバイス管理者権限が必要です」という画面が表示されるので「有効」ボタンをタップしてください。
「管理アプリを有効にしますか?」という画面が表示されるので「有効にする」をタップしてください。
これで有効になりました。認証の種類を「パターン」「PIN」「パスワード」の3つから選択します。今回はパターンにします。
パターンを入力したら「次へ」をタップしてください。
最後にロックしたいアプリを保護対象外アプリから選択してください。今回はAmazon Musicを選択します。選択すると保護対象アプリに移動します。
これで完了です。早速Amazon Musicを開いてみましょう。するとどうでしょう。起動と同時に「アプリのロック解除」画面が表示されました。先程登録したパターンを入力しない限り起動できません。
LINEのパスワードを登録していた場合「端末のロック解除」→「Sophosのアプリのロック解除」→「LINEパスワードの解除」と3段階認証が必要となるので相当固いガードになりますね(笑)
因みにアプリのロック解除したら猶予時間内は常に解除した状態となります。猶予時間の設定は1分、2分、5分、10分、15分から選択できます。アプリのロック機能で唯一面倒なのは、設定を閉じるたびに別のアプリをダウンロードする案内が表示される事ですね、結構鬱陶しいです。
通話ブロック
この機能も地味に使えます。詐欺やしつこい営業が何度もかかってくる場合、元彼・元カノからの連絡を絶ちたいなどにこの機能を使えば電話がかかってくることはありません!
通話ブロックを開き「通話をブロックする」にチェックを付けてください。
通話ブロックにはパーミッションが必要ですという画面が表示されるので「許可」ボタンをタップしてください。
これで通話ブロック機能が使えるようになりました。ブロックしたい電話番号がある場合は「常にブロックする電話番号」にチェックを入れ、ブロックしたい番号を追加してください。チェックされたものがブロックとなり、それ以外は通話許可となります。
統計情報
統計情報では検出された項目、最近実行した検索、Webフィルタリング結果、パーミッションの変更履歴が見れます。
総評
無償のセキュリティソフトなのに抑える所は抑えているにも関わらず、その上を行く機能があるのは最高ですね。それなのに広告が一切ないという素晴らしさ。逆に怪しいと思うかもしれませんが、最初に説明したとおり、Sophosは法人向けセキュリティに力を入れており、そちらでの収益が大きいのだと思います。一般向けにお金を取らず無償で提供し、そこで得た情報や知識を法人向けセキュリティで活かしているのではと私は思います。それにしてもSophosはMacでもお世話になったし、まさかスマホでもお世話になるとは。これからも使い続けたいセキュリティソフトですね!皆さんも気になったら是非使用してみてはいかがでしょうか?
因みにiPhone版(iOS)も出てるのでiOSユーザーも試してみてはいかがでしょうか?(すべて英語ですけどね)