【Mac版】iPhone&iPadのバックアップ保存先を古い外付HDDから新しい外付HDDに変更する手順

テクノロジー

【Mac版】iPhone&iPadのバックアップ保存先をMac本体内から外付HDDに変更する手順

2015.03.19

大人気の記事、【Mac版】iPhone&iPadのバックアップ保存先をPC内から外付HDDに変更する手順。ですが、外付HDDもいつかは劣化もするし、最初は1TBでも余裕だったのに、いつの間にか容量不足にも陥ります。そうなった場合は、新しい外付HDDに変更しなければなりません。ただ入れ替えるだけれ良いというわけではないので、今回は古い外付HDDから新しい外付HDDへ変更する手順の記事です。

手順をざっくり書くと以下の通り。

手順
  1. 古い外付HDDのデータを新しい外付HDDへ移動
  2. Mac本体内のBackupショートカットフォルダの名前をBackup_oldに変更
  3. ターミナルを起動して保存先を変更
  4. iThunesを起動し確認

それではひとつずつ手順を見ていきましょう。

古い外付HDDのデータを新しい外付HDDへ移動

これは簡単ですね。古い外付HDDと新しい外付HDDをMacにつないで、中身のデータをそっくりそのままコピーするだけです。

今回はわかりやすいように古い外付HDDの名前を「HDD-seagate」、新しい外付HDDの名前を「new_HDD」とします。

Mac本体内のBackupショートカットフォルダの名前をBackup_oldに変更

コピーが完了したら、Mac本体内で以前作成したBackupショートカットフォルダの名前をBackupからBackup_oldに変更します。

Mac本体のBackupショートカットフォルダの場所
「ユーザー」→「ユーザー名」→「ライブラリ」→「Application Support」→「MobileSync」
例) /Users/HYZstudio/Library/Application\ Support/MobileSync
同じ名前のBackupショートカットフォルダは作成できないので、必ず名前の変更をしてください!

ターミナルを起動して保存先を変更

ここからが重要です。間違えないように気をつけましょう。以前作成した方法と同じやり方となります。

ターミナルを起動

Windowsで言うところのコマンドプロンプト。はじめから入っているアプリケーションです。このターミナルを使ってiTunesでバックアップする際「バックアップフォルダはMac内だよ!」から「バックアップデータは外付HDDだよ!」に設定を変更します。それでは、ターミナルを起動してください。

ターミナルの場所
「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」

コマンド「ln -s 」を入力

ターミナルを起動したら、そのまま「ln -s 」(エルエヌ[半角スペース]ハイフンエス[半角スペース])と入力してください。

全部小文字の半角英数字です!必ず半角スペースを入れてください!入れずに実行すると、正常に設定ができなくなります。

新しい外付HDDのアドレスを入力(ドラッグアンドドロップ)

新しい外付HDDのアドレスを入力します。手入力でも良いのですが、面倒かつ間違いが怖いので、外付HDDに保存したBackupフォルダをターミナルへドラッグ&ドロップしてください。自動的にアドレスが入ります。

Mac本体のBackupショートカットフォルダ作成場所のアドレスを入力(ドラッグアンドドロップ)

元々のMobileSyncフォルダのアドレスを入力します。元々のアドレスがわからない人は下記のアドレスをそのままコピーしてターミナルに貼り付けてください。その後、ユーザー名だけ自分のユーザー名に変更してください。一番簡単な方法はMobileSyncフォルダをターミナルへドラッグアンドドロップする方法です。

/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSync

Enterキーを押して変更を完了させます。合っていればMobileSyncフォルダ内に、新しい外付HDDのBackupフォルダへのショートカットが作成されているはずです。もし表示されていない場合は、ターミナルの記述が間違っていますので、もう一度確認して修正してください。

Operation not permittedエラーになる場合
MacOSのバージョンによっては「Operation not permitted」エラーとなり失敗します。下記の記事を参考にしてください。

Macのターミナルで「Operation not permitted」と表示され何も出来ない時の対処法

2019.01.16

iThunesを起動し確認

バックアップのコピーが完了したらiTunesを起動して正常に読み込み出来ているか確認をしましょう。

「iTunes」→「環境設定」→「デバイス」

デバイスの項目内で表示される「テバイスのバックアップ」の中に「○○のiphone」等が出ていれば、新しい外付HDDからの読み込みできている証拠です。

最後に

最後に名前変更した「Backup_old」のショートカットフォルダを削除。古い外付HDDにあるBackupフォルダを完全に削除すればOKです。(※万が一のために取っておくのも良いでしょう)次回からは新しい外付HDDを繋いでやればOKです。

Windows版 iPhone&iPadのバックアップ保存先をPC内から外付HDDに変更する手順

【Windows版】iPhone&iPadのバックアップ保存先をPC内から外付HDDに変更する手順

2016.01.11

Mac版 バックアップの保存先を外付HDDからMac本体内に戻す方法

【Mac版】iPhone&iPadのバックアップ保存先を外付HDDからMac本体内に戻す手順

2018.06.05

Macのターミナルで「Operation not permitted」と表示され何も出来ない時の対処法

Macのターミナルで「Operation not permitted」と表示され何も出来ない時の対処法

2019.01.16

Mac版 iPhone&iPadのバックアップ保存先をPC内から外付HDDに変更する手順

【Mac版】iPhone&iPadのバックアップ保存先をMac本体内から外付HDDに変更する手順

2015.03.19

おすすめの外付けHDD&外付SSD